簿記3級の難易度は高い?初心者でも合格できるのか解説

「簿記3級って、難しいのかな」

受験を考えたとき、真っ先に気になるのが難易度ですよね。「初心者でも大丈夫?」「仕事や育児をしながら合格できる?」という不安を持っている方は多いと思います。

結論からお伝えすると、簿記3級の難易度はそれほど高くありません。正しい勉強方法で取り組めば、初心者でも独学で合格できる資格です。

この記事では、簿記3級の難易度・難しいと感じるポイント・初心者が合格するための勉強方法を、わかりやすく解説します。「自分にも取れるかも」と思ってもらえたら嬉しいです。

この記事でわかること
  • 簿記3級の難易度はどのくらいなのか
  • 簿記3級の合格率と試験レベル
  • 簿記3級が難しいと感じるポイント
  • 初心者が簿記3級に合格する勉強方法
  • 社会人や主婦でも合格できる理由
目次

結論:簿記3級の難易度はそれほど高くない

簿記3級は、会計の入門資格として位置づけられています。

前提知識は一切必要なく、「数学が得意」である必要もありません。足し算・引き算ができれば、ゼロから学び始めても問題なく進められます。

社会保険労務士や税理士といった難関資格は合格まで1,000時間以上かかることがありますが、簿記3級の場合は初心者であれば100〜150時間が目安とされています。正しい手順で勉強を続ければ、社会人や主婦の方でも数ヶ月で合格を狙える資格です。

「難しそう」というイメージを持たれやすい資格ですが、実際に学び始めると「思ったより進められる」と感じる方が多いです。

簿記3級の難易度【合格率・初心者の難しさ】

合格率は40〜50%程度

日商簿記3級の合格率は、おおよそ40〜50%台で推移しています。

受験者の約2人に1人が合格しているという計算で、難関資格と比べると合格しやすい水準です。「難しい」という印象を持つ方もいますが、これは「きちんと勉強すれば合格できる」という見方もできます。

ただし、勉強なしで受かるほど簡単ではありません。きちんと勉強時間を確保して、正しい手順で進めることが合格の前提です。

初めての会計知識でも学習可能

簿記3級の学習に、事前知識は必要ありません。

テキストは初心者向けに設計されており、「そもそも簿記とは何か」という基礎の説明から始まります。仕訳(しわけ=取引を帳簿に記録する作業)の概念も、具体的な例を使って丁寧に説明してくれます。

「会計や経理は難しそう」というイメージを持っている方でも、テキストを読み進めながら一つひとつ理解を積み上げることができます。

社会人でも合格している人が多い

簿記3級の受験者は学生だけでなく、社会人・主婦・育児中の方も多くいます。

仕事や家事の合間にスキマ時間を使いながら、数ヶ月かけて合格した方は珍しくありません。「忙しいから無理」ではなく、「忙しくても工夫すれば合格できる」資格です。

わたし自身も時短勤務で子どもを育てながら勉強しましたが、通勤電車と朝の隙間時間を使って合格することができました。まとまった勉強時間がなくても、積み重ねれば合格は可能な資格だと思います。

簿記3級が難しいと感じるポイント

難易度はそれほど高くない資格ですが、「難しい」と感じる場面があるのも事実です。つまずきやすいポイントを事前に知っておくと、対策が立てやすくなります。

仕訳のルールを覚える必要がある

簿記3級の学習で最初の壁になりやすいのが、仕訳のルールです。

すべての取引を「借方(かりかた)」と「貸方(かしかた)」という2つの枠に振り分けて記録するのが仕訳の基本ですが、この「どちらに来るのか」という感覚が最初はつかみにくいです。

本来は、勘定科目の性質を理解して、BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)のどこに当たるのかを理解するとよいのですが、最初は仕訳のパターンを覚えてしまうのが楽だと思います。

最初から完璧に理解しようとするより、問題を解きながら「こういうときはこっちに来る」という感覚を積み上げていくほうが早く定着します。

最初は用語が多く感じる

勘定科目(かんじょうかもく=取引の内容を分類するための名称)・試算表(しさんひょう=全勘定の残高をまとめた一覧)・精算表(せいさんひょう=決算を行うための集計表)など、最初は聞き慣れない用語が多く出てきます。

テキストを読み始めたとき、「知らない言葉が多すぎて途中で嫌になってしまった」という声はよく聞きます。

これも、読み進めるうちに少しずつ慣れていきます。最初は意味がわからなくても先に進んでみると、後からわかるようになることが多いです。1回で完全に理解しようとせず、「2〜3回読めばわかる」くらいの気持ちで進めるのがコツです。

問題演習をしないと点数が伸びない

テキストを読むだけでは、試験本番で点数が取れないことがあります。

簿記3級は「知識を理解する」だけでなく、「問題を解く練習」が得点力に直結します。テキストを読み終えたあとに問題集へ移るのが遅れてしまうと、本番で「わかっているつもりだったのに手が動かない」という状態になりやすいです。

テキストをある程度読んだら、できるだけ早めに問題演習へ移ることが、合格への近道です。

初心者が簿記3級に合格するための勉強方法

難しいと感じるポイントがわかったところで、初心者が合格するための勉強方法をお伝えします。

まず仕訳を理解する

簿記3級の学習は、仕訳の理解から始めることが基本です。

試験の第1問は仕訳問題で構成されており、配点も高いです。ここを確実に得点できるようになると、合格がぐっと近づきます。

テキストで仕訳のルールを理解したら、問題集の仕訳問題を繰り返し解く練習をしましょう。1問1〜2分で解けるものが多いため、スキマ時間に少しずつ数をこなすだけでもかなり力がつきます。

わたしは簿記2級の勉強の際は、仕訳帳を購入して仕訳パターンを勉強していました。
仕訳は全ての問題で必要になるので、しっかり覚えることをおすすめします。

問題集を繰り返し解く

テキストを一通り読んだら、問題集に移ります。

1周目は「どこが苦手かを発見する作業」と思って、間違えてもOKです。間違えた問題にチェックをつけておき、2周目・3周目はチェックのついた問題を中心に繰り返します。

問題集は最低でも2〜3周取り組むことを目安にしてください。繰り返すうちに「見たことある問題」が増えていき、自分の成長を実感しやすくなります。

どのテキストや問題集を選べばいいか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

過去問を必ず解く

問題集がある程度進んだら、実際の試験で出題された過去問(かこもん)に取り組みます。

過去問の目的は、本番と同じ時間・形式で解く練習をすることです。試験時間は60分で、時間配分の感覚をつかんでおくことが合格のカギになります。

本番と同じ60分を計って解いてみて、時間が足りなかった部分・得点が低かった部分を確認し、テキストに戻って補強するサイクルを繰り返しましょう。

社会人や主婦でも簿記3級に合格できる理由

「忙しいから無理かも」と感じている方に向けて、社会人や主婦でも合格できる理由を整理しておきます。

必要な勉強時間は約100〜150時間

簿記3級の合格に必要な勉強時間の目安は、100〜150時間とされています。

1日1時間の勉強を続ければ約3〜5ヶ月で到達できる計算です。「何年もかかる」という資格ではなく、継続できれば必ず到達できる水準です。

勉強時間の目安やスケジュールの組み方を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

スキマ時間で勉強できる

まとまった勉強時間が取れなくても、細切れの時間を積み重ねることで十分に学習することができます。

通勤電車の中で問題を5問解く・昼休みの10分で動画を1本見る・子どもの習い事待ちの15分でテキストを読む。こうした積み上げが、1日30〜60分の学習時間になります。

スマートフォンで使える問題演習アプリを入れておくと、スキマ時間を活用しやすくなります。「電車に乗ったらアプリを開く」という小さな習慣が、合格への道を着実に縮めていきます。

独学でも合格している人が多い

簿記3級は、通信講座や専門学校を使わずに独学で合格している方が多い資格です。

書店にはフルカラーの初心者向けテキストが揃っており、YouTubeでも無料の解説動画を活用できます。独学に必要な環境は十分に整っています。

「独学は不安」という方には通信講座という選択肢もありますが、まずはテキストを手に取って試してみることをおすすめします。

おすすめのテキストはこちらの記事で紹介しています。

まとめ

簿記3級の難易度はそれほど高くなく、初心者でも独学で合格できる資格です。

合格率は40〜50%台で、必要な勉強時間の目安は100〜150時間。1日1時間の勉強を続ければ、約3〜5ヶ月で合格水準に到達できます。

仕訳のルールや専門用語に最初は戸惑う方もいますが、テキストを読み進め・問題集を繰り返し・過去問で仕上げる、という順番で進めれば着実に力がついていきます。

社会人や主婦・育児中の方でも、スキマ時間を積み重ねることで合格を目指せます。「難しそう」というイメージで先送りにしてしまう前に、まずテキストを1冊手に取ってみてください。動き出してしまえば、思ったより進められます。

合格までのロードマップはこちらの記事で解説しています。よければ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

IT企業で法人営業主任として働くワーキングマザー。
顧客提案・見積作成・社内調整などを担当しながら、時短勤務で2児の子育てと仕事に奮闘しています。

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